ベンチマーク LISTENING
 「多聴素材難易度ガイド」と同じく、YL(音をテキスト化したものの内容・文法・語彙を総合した読みやすさレベル)を縦軸に、LL(音のくずれ・スピード・ポーズなどを総合した音だけの難易度レベル)を横軸にして、リスニング素材の内容面と音声面をあわせた難易度(LLY)を表にしました。

 表の中に、「朗読」は青い楕円、テキストのある「ニュース・スピーチ」は緑の楕円、テキストのない自然な「トーク」などは赤い楕円で表しています。内容は高度だけれども、音声的には聞きやすい素材、内容的には日常的なもので平易だけれども、音声が崩れていて聞きにくい素材など、素材の特徴がひとめでわかる表になっています。その中から、赤と青と緑の楕円をクリックして、実際に音声を1分前後聞いてみてください。聞き終えた後に「らくらくわかった」「だいたいわかった」「半分くらいわかった」「あまりわからなかった」の4つのボタンがあります。クリックしてアドバイスを読んでみてください。多聴をするなら「らくらくわかった」「だいたいわかった」レベルのものをたくさん聞きながらレベルを上げていくとよいでしょう。

 テキストを読む朗読音声だけではなく、英語のネイティブの自然の発話を聞き取ることができることも多聴の大きな目標のひとつにしたいですね。

監修:門田修平先生(関西学院大学教授)
協力:木村哲也先生(SEG多読コース講師)

LLとは? YL/LLグラフ検索
YL/LLグラフ検索を用いれば、内容的な難易度と音声的な聞き取りやすさのバランスがわかり、特にリーダーと付属CDの両方を利用するときに、自分にあった素材を選ぶことができます。
*リスニング・レベルの比較的髙いかた向けのなま音声素材も徐々にご用意する予定です。

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